Uni-Earth Project
X. ユニアースシティ構築のプロジェクト概要

4. 金融のプロジェクト
(財布レス社会の到来)

お金を必要としない生活の場づくりは、物に満たされることで利他的な発想へと人の意識を変えることで達成されると考えられます。

従ってこのプロジェクトは、お金や物を中心に物事を判断するのではなく、
生命や人と人、人と動物、人と植物など社会全体との関係を保つことの大切さを体感することで、お金や物よりも大切なものがあることを身に付けることで、意識を変えるプロジェクトです。(キャッシュレス社会到達へのプロジェクト)

@ そこでまずユニアースシティごとにユニアースシティバンクを設け、
市場で得た利益を全てプールして一元管理します。
この利益は給料や株のように分配するのではなく、
ユニアースシティを維持管理運営する経費として用います。
経費は住人の生活を支え、生活レベルの均等化を図り、皆が同じ恩恵を受けられるように利用されます。

A 車も当初より環境に配慮した車を選択して、
利用率に見合うだけ配車し共同利用します。

B また理想的な家電製品や家具調度品なども初めから住宅(貸与される共用住宅)に標準装備しておけば、街に買い物に出ても生活必需品のみの購入に止まり、余分な購買意欲を湧かないようにできるはずです。

このようにすることで利他的な発想へと人の意識をシフトさせることが可能になると考えられるのです。

C シティバンクのお金は、シティ住人全員のものであると同時に一人のものともいえますが、各人の月額利用金額をグラフ化して公開し、全体と一目瞭然で比較検討ができるシステムを備えることが大切です。(または職種に無関係に時間あたりの給料を均一化する)
こうすることで人目を意識し、周りに配慮する能力(調和と協調性)を身に付ける事ができるようになります。

D そうなれば例えばキャッシュカードで好きな時に、好きな物を、好きなだけ、購入できる環境を与えたとしても、全体のバランスの中で自立(自律)した生活ができるようになると考えられるのです。
こういう仕組み作りの積み重ねが本当の意味でのキャッシュレス社会を達成できるようになると思います。

E いわばシティ内を財布レス社会にすることが実際に可能となり、
拝金思想から、拝命思想(生命をベースに人との関わりを重んじる考え方)へとシフトすることができると考えられます。

F バンクの残高は、イントラネットで住民ならば誰もがいつでも照会できる仕組みを作り、シティの財政と運用を公開することで情報を常に共有できるようにすることも大切です。

G バンクのお金は、必要に応じてシティ外への旅行にも使い
ローテーションで公平に余暇を楽しむことも可能にします。


以上のような生活の中で自分の立場や境遇が判る社会環境(命のポジショニング)を作り、生活レベルを把握し、他の生物にも配慮して生きることができる環境さえ整えておけば、社会の秩序は教育しなくても身に付けることができると考えられるのです。
またユニアースシティバンクは、日本が抱える財政赤字に対して年間補填額を具体的に数値化し、国家再建に向け貢献することも視野に入れることができます。(税金やお金を必要としない国家になるまでの納税義務を果たせます)


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