Uni-Earth Project
X. ユニアースシティ構築のプロジェクト概要

5. 労働のプロジェクト
(天職の選択と天性の発揮)

運営当初は、趣旨にご賛同頂ける専門分野の資格保有者や専門家の中から希望者を募って優先して入植していただき、ユニアースシティのスタッフの指導育成を行なって頂くことが先決です。
ユニアースシティの中心に、ユニアースシティホール(共同労働の場)を設け、
地下には食糧保管庫(食糧の一元管理)、階上にはシティバンク、教育施設、ランドリー(職種に合わせてユニフォームを支給し、まとめて洗濯する)、入浴施 設(石鹸やシャンプー等の使用を一元管理)、バイキングレストラン(健康に配慮した安全な食事の提供)、リハビリ・ケアセンター、老人ホーム、福祉介護施 設、衛生管理施設(含む検疫)、娯楽施設(ストレスの解放とコミュニケーションの場)などを備えます。

また施設のエネルギーや水や食糧などを自給し、雑排水などもこの中で処理できることが必要条件になります。
ユニアースシティの基幹産業のタイプ(農業型・林業型・漁業型・果樹園型・工業型など)によって、必要な職種は変わりますが、仕事の基本内容は維持管理運営です。

ユニアースシティでは、保証人や身元の引き受け人がなくて就職しにくい境遇にいる交通遺児や災害孤児をスタッフとして優先的に受け入れ、ニートやフリー ターも採用し、お金ではなく、生きることの意味を体得し、生きる喜びを学びたい人を採用することを理想とします。(これらの人の対応できる専門家を配属)

また入植者やビジターやゲストの受け入れを行なう際のオリエンテーションには、既存の市町村が運営する施設を有効活用して公共施設の赤字補填にも役立てます。

オリエンテーションの主な内容は、間伐の体験、農業体験、漁業体験、家造り、調理教室などの体験工房を設け体験的なものになると考えられます。

オリエンテーション後、各自に適した職種(天性や天職)を選択し、
衣食住の完全保証の中で労働力を提供していただきます。
ユニアースシティでの食事は、各人が何らかの仕事につき労働さえしていれば、
シティホール内にあるバイキングレストランで食事のサービスを受けることができます。

レストランの食器などはコーラル(割れない陶器)を使用し、
セルフサービスで行なうことを基本とします。(余った食べ物は、バイオマス燃料や堆肥として利用)

ユニアースシティには様々なタイプがありますが、
生活の規範は農業を中心にすることを一般的と考え、
農業という性質上「月」の運行に合わせることが理想的であると考えられ、
太陰暦(1 年は13 ヶ月)になります。

1年が13 ヶ月のカレンダーの中で仕事をローテーションで行ない、
十分な休養をとり、余暇を音楽や芸術、祭りや伝統や文化の継承に充当することができるようになれば、人と自然環境のバランス(命のポジショニング)を体得できるようになると思います。

ユニアースシティでは、何らかの生産性のある仕事をしていれば、
年金や給与が無くても暮らせる環境を創り、
人として理想的に暮らす事ができるのです。(夢があれば容易に資本主義から自由公生主義へシフトできるはず)


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