Uni-Earth Project
ユニアースプロジェクトは、社会立て替えの具体的な方法と実践方法を、イズムを超えて世界中に発信できるまさに「道しるべ」となる計画書です。

Z. ユニアースシティのオープンタイプ(システム運用)

ユニアースプロジェクトは、エリア(ゴルフ場や工場跡地など)を限定してモデル的に行なうのみならず、既存の街の中でNPO や各種法人、民間団体や株式会社が閉鎖社会を創ること無く、自主的にシステム運用(ユニアースシステム)として実践できます。(但し国を変えることには繋がりません)

農業型ユニアースシステムの運用について、以下にご説明させて頂きます。

@ まず初めに基幹産業を決定し、農地と生産設備機械と製品化工場を整えます。(今回のケースではコメ作りを基幹産業にします)民間型ユニアースシティの年間維持費(機械設備・生活雑費・水道光熱費・農地の貸借費など)を算出し、コメの年間生産量を決めます。

A スタッフを募集します。募集に際しては、このプロジェクトの趣旨を理解し、賛同し、意欲的に取り組むことができる人であるならば不問です。

B 次に住宅(スタッフの寮)は家具調度品や家電製品など、物質への執着を防ぐように工夫し、優れた文明品を標準装備し、車も利用率に見合うだけ配備し、衣(ユニフォーム支給)食(自給)住(共用)を完全支給(お金が無くても生きられる環境整備)できる生活環境を提供します。

C これによって物に囚われないシステムが構築され、楽しく「我欲(自我)」形成を抑制しながら生きることの喜びを、満喫できる生活を実践できるようになります。(水道光熱費は限りなくゼロとして経費削減)

D 仕事をローテーションで行なうため当番表を作成し、十分な休養と余暇が取れるように配慮します。(理想的な1 日の労働時間と週休の設定)

E 生産したコメを製品化して市場へ流します。

F 収益を農事法人や会社またはNPO の取引銀行へプールします。

G プールされたお金から維持管理運営費(諸経費)を支払います。

H 残ったお金は住人総ての人の財産になりますが、前述(お金と金融)の仕組みになっていますので、節度ある利用方法で利用します。つまり収益は公平分配や賃金として支払うのではなく共同で利用します。(みんなで一つの財布という観点では、シュタイナー村と同じですが利用条件が異なります)

I 元もと人の役に立つことに生きがいが見いだせる生活環境になっていることと、お金や物に満たされることで精神的にゆとりができ、優しさや思いやりが生まれシティ住人は益々利他的な発想へと向かいます。利他的な発想ができるからこそ、若者達は本物のボランティア活動として利害関係ではなく、自分たちが本当にしたかった仕事(天性の発揮)を始めようとします。これが理想です。以上の事が実践された時に初めて、ユニアースシステムの全貌がご理解頂けるかと思います。
ユニアースシステムの模式図を示させて頂きます。


@ 堆肥工場
堆肥工場は牛糞や有機ゴミなどを原料に、僅か12 日間でバイオ処理を行ない良質な肥料土を作ることができます。肥料土は農地で利用し収穫量を上げる一方、新たなバイオマス農法として広く地域社会(ユニアースシティ以外)に貢献しながら、
農業コンサルティングを行ない補助的産業としてもシティを支えることができます。
補助的産業はこれ以外にも様々なものが考えられ、例えば医院の開設や陶器の製造、加工食品の製造など様々ですが、要は利益をシティバンクに全てプールして、共同で利用できるシステムであればよいのです。

A 農作物生産エリア

コメ作りは、ユニアースシティを支える生産性のある基幹産業です。(基幹産業は維持管理運営できる基本的な経費の捻出ができるものであれば、何にでも置き換えられます)

農地は放棄田や委託された田畑を活用し、貸借料は収穫した農作物を提供することでまかないます。
これによって農地は散在しますが一定地区の収穫に偏らない為、天災や災害時に有利なばかりか年間を通じて安定した収穫を期待できます。

B 農作物加工工場

出荷工場は、共同作業で収穫した農作物を製品として市場へ出荷できるように、乾燥、脱穀、精米、袋詰めなどを行ないます。

C 共用住宅(ユニアースハウス)

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