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Ⅲ.学問と宗教は人として生きるための礎
世界には学問や宗教が数え切れない程あります。
しかし学問や宗教の究極の目的とゴールは、それほど沢山ないと考えます。

即ち学問や宗教の究極の目的とゴールは、後述の理想社会を創って暮らすことにあり、これが究極の目的とゴールと言えるはずです。(真理は一つ)

学問と宗教の理論や教義は、理想社会を実現するための礎であり、
特に宗教の場合は理想を実践することにあり、
総ての人の幸せを祈念すると共に感謝を学び、
礼拝など規則正しい生活習慣を習得し、
作法を通して呼吸法や運動法として健康維持に役立て、
人の役に立つ事で徳を積むことだと思います。

しかし不思議なことに、何時まで経っても世の中が良くならないばかりか、
解釈の食い違いによって戦々恐々としている現実を見ると理解に苦しみます。
この原因は学説や論説や教義がいくら理想的で立派であっても、
実践できる社会構造(林檎箱)になっていないことにあります。

つまり人々を幸せにするためにあるべきものが、それぞれの組織や団体の利益や知名度や支配権の確保など、他と違いを付けることにエネルギーを注がなくては、維持が出来ない仕組みになっているということです。
従って新しい社会構造に造り替えない限り、如何に素晴らしい理想論が展開されても、実現することはありえないのです。

また一つの組織や教団などで総ての人類の融合を行うことは非常に困難極まりなく、学派や異教という枠を超え、
「人として生きる」ことができる理想的な社会を提案し、
「人として生きる」という大きな枠組の中で融合することが望ましいと思います。

例えば近年NPO法人が大変増えてきましたが、各種の法人や団体は、自分たちの実践活動がコミュニティの中のどの分野で役立つ事が出来るか役割を見極め、役割ごとにリーダー会合(実践者会合)を開催し、各々の活動分野での究極を追求し、コミュニティ内の理想と呼ぶに相応しい生活様式や文明や文化のスタンダードを提言することが重要なのです。(実践によって培った叡智の集大成)


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Ⅳ.自給圏経済(地場生産地場消費型の経済構造)


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