Universe State
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XⅢ. Making of Uni‐Earth(地球国建国へ向けて)
新たなる創造のためには、初めに理想の定義(例:共用を基盤として、飢餓や貧困や病気、環境破壊や戦争や犯罪が無く平和で、総ての人が自由公平で仲良く幸せに暮らせる生活環境がシステムとして作られ整備された国)を作成します。

地球規模での統合を目指す場合、地球は狭いようで広く、
お互いが地域的にも歴史的にも文化的にも生活様式や思考が全く異なる民族の集合体である事を踏まえ、可能な限り国家や宗教や民族が唱える論説や思想的な部分は参考にしても、それ自体に入ることや、過去の歴史に触れる事は避けることが賢明です。

あくまでも基本は、地球に住む「人として生きる」ための生命維持に重点を置いた生活文明(システム化されたライフラインやインフラなど)のスタンダードを決定することが鍵です。
また新たな原理を設定する際、今日までの常識や既成概念が正しければ、
世の中はこのような状況には至っていないはずであり、
これらにこだわっていたのでは本質的な立て替えなど到底出来ません。

例えば初期段階(early stage)では、いわゆる理想社会に関する理論の構築です。

つまり理想社会を小さなモデル的コミュニティ(Uni‐Earth City=理想社会が実現している生活空間)として造れるように、生活文明のスタンダードに基づいた物質的条件設定を行い、これを世界の地域性や気候風土に合わせて改良し、理想的な生活空間として提案することにあります。

また精神的条件設定としては国家や宗教や民族が理想とできる社会構造(政治・経済・教育・税金・お金などのあり方)のスタンダードを提案します。

中間段階(middle stage)では、提案に基づき理想社会を実際に造ることが必要です。
スケール的には小さくても、理想社会をモデル的コミュニティ(Uni‐Earth City)として造り、見て体験することで理想を単なる理想として終わらせるのではなく、実際に達成できることを世界に向けて発信することが必要です。

具体的には提案に基づくUni‐Earth Cityを生活特区として日本に造り、
人々が実際に生活することで理想的な生活空間のあり方(人として生きることの実践)を、世界へ向けてアピールします。
その時、世界中がこれを理想社会と認めれば、人として生きることに対する共感(共通認識)が芽生え融合(意識の統合)することが出来ると思います。(本物を目指すならばUni‐EarthCityを造り、その中で手本を示す事が一番ですが、Uni‐Earth Cityと基本システムが同じであるならば、コミュニティの名前を変えてランダムに造り始めてもよいのです)

これが実現すれば、人類が目指す世界の融合に向けて物質的な国境は外れ、精神的にはNHKサイエンス・スペシャルで人体小宇宙と例えられたように、個々の頭の中で分裂して形成されてきた小宇宙(自分・自己・人間の意識)が、まさに地球(国家・宗教・民族意識)という小さな枠を超えた大きな宇宙(人としての連帯感)の中で連邦(Uni‐EarthCityのネットワーク=Universe State)として繋がることが出来ます。

Uni‐Earth(地球レベル)から
Universe (宇宙レベル)へ、

地球という小さな次元から宇宙という大きな次元へと、
個々が意識レベルを向上することで、実際に宇宙に浮かぶ小さな惑星としての地球を意識できれば、せめて小さな地球の中だけでも仲良く楽しく暮らしたいと考えられるようになると思います。

これがいわゆる人「起源意識」としての精神面での完成へ向かうスタートとなります。

最終段階(last stage)では、Uni‐Earth Cityを世界中へ拡大することで、
Uni‐Earth Cityの機能は本領を発揮します。

例えば開発途上国や朝鮮民主主義人民共和国、
アフガニスタンやイラク、パキスタンやアフリカなどに国際支援活動の一環として、
お金や物資での支援のみならず、日本のJICAや国連のHABITATなどによって積み重ねられた経験と技術に基づき、国際協力の下で立地条件に適したUni‐Earth Cityを造り、本物の国際貢献を行うことが必要であると思います。(国際協調と協力が必要=総てが協調と共鳴=同調)

これらの国々の住民と共に理想的なUni‐Earth Cityを造ることで、
地元の人々自身がUni‐Earth Cityの造り方と、
システムの維持管理と運営方法を習得し、必要充分な衣食住をまかなうことができるようになり、飢餓や貧困や差別が本当にない生活環境を造れます。

またこれによって魂の融合ならびに、独立した共同体機能の完成がなされ得ます。

今日まで理想を叶えることが出来なかった国家や宗教や民族という古い概念に対し、
理想を叶えることが出来る新たな概念(原理)と実地の経験は、
人の魂を動かすことが出来、理想を具現化する事が可能になると考えられます。

Uni‐Earth Cityにおいては共同創造(co‐creation)が原則であり、
そこにおいて人の魂が動くからこそ、既成概念として植えつけられた日本人・中国人・韓国人・アメリカ人などという人種や国籍の持つ意味合いを、根底から問い直す機会をもたらすのです。

そうなればUni‐Earth Cityという理想都市からUni‐Earthという理想の地球、
「地球国」へのパラダイムシフトという概念が理解できるようになると考えられます。

人種や国籍の意味がなくなり国境が外れれば、
地球で一つの同じ住人(地球人)ということが当たり前になります。

そうなれば地球で一つの国になり、貧富の大きな格差を無くし、
飢えることもなく、武器なども必要としない平和な日常生活へと変えることが出来ます。(国境の具体的撤廃方法)

これを機に各国の軍隊は国際救助隊へと移行させ、
災害や事故に備え地球規模での安全確保に努めればより理想的な世界の実現が出来ます。

だからこそ、一日も早くクリーンでエコロジーな生命維持の為の物質文明のスタンダード、例えば快適な住居があり、飲み水となる水道や温水も利用でき、清潔なトイレがあり、いつでも電気が使え、行きたい所へ行ける交通網があるなど快適な暮らしのあり方を決定し、地球を一つの国と見なし、政治をシステム化し共用制を引かなくてはならないのです。

またこれと平行して魂の浄化も必要であり、皆が地球で生きる同じ人としての教育を行い、情報を提供し、共用し、人として生きることを教え実践することで、
いつの間にか地球人として魂が一つになることができます。

即ち皆が兄弟(姉妹)であり皆が地球人として一つであるという教育と情報を提供し共有することが大切なのです。

いわば理想的な国家や社会は、説法や教え、修行や洗脳、ましてや強制的(武力・権力・暴力)に作るものではなく、
人と人が融合しながら徐々に形成されるべきものであり、
これが最も自然な流れ(宇宙自然の法則)であると考えられるからです。(Uni‐Earth Cityによる連携)

また新たなプロジェクトを始めるに当たっては、人々の困惑や誤解を避ける工夫が必要です。
そのためには最終的に造る理想的な生活空間を、先にUni‐Earth Cityとして造り、見て、体験していただき、新たな生活空間への移住計画も明確に示す努力が必要になると考えられます。

そうすることでプロジェクトの目的は権力や武力などを用いる強引な従来型の統治や支配ではなく、
Uni‐Earth Cityとして理想的コミュニティを造ることによる、魂の融合であることが容易に理解できると思います。(建国の精神は和と情、仁と信が大切)

Uni‐Earth Cityを造り、地球規模の融合を促す「Making of Uni‐Earth」プロジェクトを実行するには、抵抗なく誰もが理想として受け入れざるを得ない、優れたモデルコミュニティ(Uni‐Earth City)の提案(グランドデザイン)が不可欠です。

何故ならば理想が実現しているUni‐Earth Cityでは、
総ての学問は実学として実践され役に立ち、
現代の社会が抱える問題の総てが解決されている生活空間であり、
各宗教にとっては教義が完結された究極の理想郷でなくてはなりません。

例えばUni‐Earth Cityは天国や極楽浄土や究極のイスラムの国などであり、
どの宗教にとっても理想が達成され完成した生活空間でなくてはならないのです。
また民族性などもまったく意識させない生活空間である事が理想です。(宗教と民族による区別や差別の終焉)

また精神(魂)が堕落し切ったこの場に及んで求められることは、
全てにおける究極であり、例えば究極のセキュリティは、他の人が所有していない物を所有しない生活環境を、国として作らない限り争いや犯罪を完全に防ぐ事はできません。(究極こそが新しい国を担う)

過去の日本の社会ではこのような環境が実際に存在し、
人情味にあふれ、自然発生的な相互互助の精神に支えられ、
出る釘(杭)を叩き単独行動を避け、
風情や情緒豊かな世界で全体一体での幸福を育んでいました。(現在はこれを失い亡国となりつつある)

そこでまずは人の精神(魂)を立て替えなくては理想社会の達成はできません。

また同時に物質世界のあり方を再考し、物質を方便として用いることで精神を立て替える方法が理想的と思われます。(現段階まで来ると、詭弁を弄している時間はない)

そのためには、物質的にも精神的にも究極の理想社会のあり方を示し、
世界中の有識者や専門家や学者の先生方にご討議いただき、
反論や批判ではなく、より理想的で発展的な改良案や代替案を頂戴する事が必要不可欠と考えられます。(専門性に富んだユニークなアイディアの公募を行う)

故に「Making of Uni‐Earth」の提言は、
世界中の宗教・政治・思想・住宅・乗り物・食品・衣料品・メディアなどが揃い、
北は北海道、南は沖縄の間に世界中の気候や気象条件が揃い、
技術的にも優れた企業が揃い、
漢字・英字・ローマ字・ひらがな・カタカナなどで彩られた世界一風変わりな新聞を読み、物質的にも、気象的にも、精神的にも、思想的にも、宗教的にも、あらゆる角度から考察が出来、
理想的なコミュニティのあり方を提言できる殆ど全ての材料が揃い、
東洋でも無く西洋でもない不思議な国、日本に発信する使命があると考えられます。(歴史的課題「修理固成」成就)

日本という意味は何も日本人と限った事ではなく、
日本で暮らした経験がある方や日本を研究した方ならば誰でも発信できるということです。(日本は世界の縮図であり、人の精神性と物質文明の新しいあり方を示す担い手)

理想都市Uni‐Earth Cityのシステムは、世界の政治・経済・教育・法律など理想的な社会のあり方として地球全域に広がり、コミュニティ造りで培われた技術や精神は、人々の心の中で息づき伝承され、恒久的に理想社会を支えることが出来ると思います。

21世紀のテーマ「人として生きる」ということは、それほど複雑なことではありません。
しかし近年、枝葉に分かれすぎた学問や過剰な程の情報化社会では、
簡単なことをわざわざ複雑化し時として本筋が判らなくなる事もあります。

そこでシン・スライシング的な発想も必要ではないかと思われます。
(「thin-slicing、シン・スライシング」とは、「ニューヨーカー」誌の専属ライターでもあるマルコ・グラッドウェル氏の著書「ブリンク」によると「最小限の情報をもとに判断を下した場合のほうが、より多くの情報を持つ場合にはできないような賢明な判断が出来る場合がある」、そして「人は意識的に考えることなく思考し、状況をまとめた結果、多量の新しい情報に頼ることなく、蓄積された経験に基づいて物事を決定する」ということを仮説として唱え、この考えが総てではないことを前置きした上で、物事を判断する場合の利点として提唱している)

環境破壊による地球の物質的タイムリミットを考慮し、
問題を出来るだけシンプルに考え分析し、早期の解決を行う必要があると思います。

「Uni‐Earth City」のような生活形態を提案し実践しているグループは、
既に世界中に幾つもありますが、99.999%までは本プロジェクトもこれらと同様です。

しかし、残りの僅か0.001%に大きな違いが有ります。

それは、○○さんや○○君などの一人ひとりや、ある特定集団のみが完成するのではなく、「起源意識」の完成をもって一度に総ての人が完成出来る仕組みを備えている点です。

その一つは「Uni‐Earth City」が、
「自我」を根本的に解決する仕組みを備えているところです。
(物質面)

もう一つは必ず世界を替えられる方法を用い
「自我」を自業自得へと追い込むことで、
総ての「自我」から「起源意識」へと
一括変換せざるを得ない手段を講じるところ(精神面)の二点です。

「自我」の解決という有史以来人類が解決し得なかったこの命題を、
今まさに解決できるかどうかの岐路に立っているのです。


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XIV.実践する組織は何(どのような組織を作って実践するのか)



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