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この矛盾も医療が市場経済の中にあり、医療行為を施せば施すほどお金が儲かるシステムになっているからと考えられます。(医院経営という発想)

つまり市場経済のままで本業を極める努力をすれば、言う事と行う事に矛盾が生じるということです。正論を貫き通す事をすれば必ず失業又は廃業へ追い込まれ るシステムになっているということです。即ち市場経済は作り、売り、行うことで生活の糧となるお金を得る事が出来るシステム故に、綺麗ごとでは生きられな いのです。

また軍需産業において核兵器は誰もが良いとは思っていません。
しかし、核兵器を製造している人々にも家族があり子供もいます。
核兵器に反対することは簡単ですが、核兵器の製造に関わる人々の生活面の保障まで考慮することは難しいことです。

これを解決する為には、例えば代替職業の提案または代替生活圏(エスケープエリア)の提供まで行わなければより良い改革とは言えないのです。

当然のことですが戦闘兵器を必要とする社会環境があり続ける限り、戦闘兵器を捨てることは出来ません。
同様に大量生産大量消費依存の市場経済である限り、生産量を減らすことや生産を中止することで自然環境の保護を行うことなど到底出来ないということです。

従って戦闘兵器を必要としない社会システムの提案、つまり戦争をしなくてもよい社会のあり方の提案や、生産量をセーブし自然環境保護が出来る代替経済シス テムの提案など、本質を極めることができる世界へ作り替えることこそが本当(根本的)の問題解決に繋がるということです。(詭弁は無用、本音で生きる)

しかし、今は未だお金が無いと生きられない現状や利権構造社会に甘んじる精神構造(魂)で居るので、これらの社会構造改革を行うことなど到底なせる業ではありません。

そうなるとまずどのようにして人の精神構造(魂)を替えるのかが問題になります。

そこで具体的に魂を替える方法としては、「自分は誰?」という究極の謎を解き目覚めることではないかと思われます。(第一は精神の立替)

そして「自分が誰?」なのかの解を基盤に物質的な問題解決を目指し、新たな場所(エリア)に理想的なコミュニティを創り、徐々に移り住みながら古い社会(「自我」社会)から無理なく脱皮して行く事が理想的ではないかと思われます。(第二は社会、コミュニティの立替)

赤信号で待っている子供たちの脇を、要領こそ大人の特権だといわんばかりに信号を無視して渡る大人を見たとき、子供たちは教育とは何かの本質を目の当たりにすることになります。(教育やルールを学ぶ意味が解らなくなる。大人になりたくない)

大人は現状に甘んじ自分を偽り妥協して生きていけますが、純粋な魂を持つ青少年には耐え難いことなのです。魂は知っているからです。
癒されても、癒されても、癒され続けなければならない環境を、何時になったら本気で作り替えるのでしょう。

夢もなく、本音もなく、矛盾だらけの世の中を、作り替えない限り、社会現象として起きている、「ニート(Not in Employment, Education or Training= NEET)」や「フリーター(フリー・アルバイター)」や「パラサイトシングル(独身で親に寄生する生活者)」の根本的な魂の解決は難しいと思います。

よって以上の条件をクリアーするためには「自分は誰?」の謎を解き、既存の主義や経済やお金と税金のあり方とは、まったく異なった新しい主義と、経済システムと、産業構造を備えるコミュニティの提案と新たな場所への新設が不可欠と考えられます。

また最終的に造る理想的な社会構造(理論)とシステム(理論)を先に示し、モデル的コミュニティとして新たな場所へ実際に造れば(実践)、人々の困惑を避け安心感を提供することが出来ます。

これによって魂が替わり、理想的なコミュニティが出来、現在の経済システムと切り離されることで本業(天職)をまっとうすることが出来る地域社会が完成します。(生命維持をシステムで作り保証し、天性と創造性を発揮出来る社会)

これらのことを踏まえて社会構造改革を考えたとき、
自由公生主義に基づく自給圏経済と自立維持管理型産業構造を基盤とする、
お金や税金を必要としない理想的な社会(生活環境)を、
コミュニティ(生活特区:仮称Uni‐Earth City・U.E.C.)として新天地へ建設し、
LOHAS(ロハス): Lifestyles Of Health And Sustainability 」的な発想である健康で地球環境を意識した持続可能な経済社会の実現を行うという選択肢があってもなんら不思議ではないはずです。


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