Uni-Earth Project
X. ユニアースシティ構築のプロジェクト概要

1. 住宅プロジェクト
(理想住宅のあり方)

住宅は京都府の「NPO 法人次世代の家と社会をつくる会」宇津崎光代氏が提唱されているように、
「子供を人として育てる重要な住育の場(地球の子宮)」です。
そこでユニアースシティの住宅仕様は以下のようなものが理想ではないかと考えられます。(物質面の充実)

@ 住宅は地域にあったユニバーサルデザインが理想的で活断層を避けて建設し、耐震性や耐候性を備えることが理想です。

A 住宅はトラブル箇所が発見しやすく、配管や配線等のメンテナンス性に優れ、さほど専門的な知識がなくても大方は自分で修理できる構造であること。
維持管理の責任を各自が持ち、人任せの生き方ではなく、自己責任と自主的主体性を養い、自活できる術を身に付け、生きることの本質を知ることができる住宅が理想であると思います。

B OM 工法、SC 工法、GEO パワーシステム、またはこれらに替わる設備を採用し、可能な限り冷暖房器具などに頼らない屋内生活空間を創造する意味からも(夏場の熱対策、隣地住宅の高 層化の抑止が鍵)、太陽光や風や雨水で室温調整を行なうことが理想であると思います。

C 建材は各地方で採れる地場の木材を使用し、
呼吸する住宅という観点から木造住宅が理想であると考えられます。
また家のサイズは家族構成で決定することが望まれます。

D 職人の技の伝承や地場の文化の伝承と現代文明のコラボレーションが理想であり、具体的には伝統技法と太陽光発電や風力発電、小水力発電と蓄電池を組み合わ せたエネルギーの自給、太陽熱温水器で給湯をまかなうことなどが理想的ではないかと考えます。(劣化しない大容量蓄電池の開発、インフラから切り離した オール電化、電磁波の問題解決、マイクロガスタービンによるコージェネレーション、永久エネルギー的なものがあれば今こそ世に出す時では)

E 水は河川や井戸水などを利用し緩速濾過(生物処理、信州大学 中本信忠教授)にて飲料水として確保し、雨水を備蓄し夏場の打ち水や植物への水やり、屋根への放水や洗車または家屋の冷却水などとしても活用し、ローテク で安全な水の確保と涼しい住宅環境を備えることが理想ではないかと考えられます。(地下水汚染対策が鍵)

F 生活雑排水(風呂・洗濯・台所・洗面)や糞尿や生ゴミは、下水道への垂れ流しをせず、バイオ分解処理やバイオ濾過等を採用し田畑で利用します。

例えば(株)日本バイオテクノのBIO.21 は、トイレの水のみならず洗面や風呂や台所の水までオールマイティに処理ができ、トイレではウオッシュレットも利用できる為、誰でも違和感なく利用できる利点もあります。
物の究極的選択と利便性や快適性を基準に物自体の要否を考え可能な限りECO 電装品を選択し、究極の文明設備を揃えることが大切です。

G 文明のスタンダード決め、IT 関連品、薄型液晶テレビ、調理器具、食器洗浄機、洗剤を使用しない全自動洗濯乾燥機など家具調度品や電化製品等は当初より標準装備します。

究極のホームセキュリティを一家庭のみで達成することは至難なので、
全ての家庭で必要とする装備を標準で備え公平化を計った方が無難と考えられます。

H住宅周りの植生に配慮し、通年で住宅環境(採光、陽光)をコントロールする事が望ましいと思います。

I多少の家庭菜園のスペースを設けることで新鮮な野菜を自給します。

J住宅のクリーン&エコロジーのみならず、
人体と精神面(無駄な動きが少なく、人の気配が感じられ,家族での対話が保てる住まい)のクリーン&エコロジーにも重点を置きます。

Kユニアースシティのコンセプトと重要性が理解されれば、
商品は全て完成度が要求されるようになり、壊れない究極の物づくりが求められます。
これによって各企業は究極の技術を活かし最も優秀な物づくりに挑むことになります。

ユニアースシティの住宅は、以上の条件を満たすことと定期的なメンテナンスと、パーツ交換を行うことで半永久的に使える住宅(可変永久的住宅)になります。
一戸の住宅が環境に負荷を掛けない生活の場として造ることができれば、地球環境の改善と保護は確実にできると考えられます。(同様に社会全体を無公害社会へと作り替える)


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